癌との闘いと医療について - 食道癌闘病記と患者側からの一私見

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2010.06/01(Tue)

30.ITと医療 

このところ、ツイッターでの発言や携帯端末iPadの発売プロモーションでソフトバンクの孫社長がインターネットやテレビ・新聞でよく登場するが、昨日行われた彼のプレゼンテーションはインターネット上に医療・行政・産業・教育・人材などの情報を集積したいわゆる「日本版クラウド」を形成しようという次世代情報革命への新しいビジョンの提案で、非常に注目すべきものだった。(注:クラウドとはWeb上に存在するコンピューター情報ネットワークのこと)

この発表は、UST(ユーストリーム)でネット上に中継されたが録画も見られるようになっている。

http://bit.ly/cOcThg

この構想は、超高齢時代を迎える日本で国民生活に必要かつ十分な情報を誰もが光回線などによりスピーディーに効率的に利用できるようにしようとするものだが、実例としてある提案=「医療クラウド」が示されている。

具体的には、5年後までにiPadを国内の医師、看護士などの医療従事者約300万人全員に無償配布し電子カルテの全国的な標準化を図り患者の医療情報などをどの医療機関でも瞬時に取り出し対応できるようにするというものだ。

初期コストは600億円かかるが、効率化の結果として10兆円のコスト削減が図れる試算になるという。

電子カルテは最近の大きな病院では採用されていることが多いが、あくまでその病院あるいは病院グループ内のネットワーク上での利用に過ぎない。
このカルテ情報システムを全国の病院で共有できるようになれば、病院間の連携がとれるようになるので、例えば患者は転院する時に渡される紹介状やそれまでの治療記録や検査画像データなどを持たずに次の治療がスムーズに受けられ、また転院先の病院にとっても患者の十分な情報を即時に得られることでより効果的な治療を行うことができる。

特に治療記録やレントゲン、CTなどの検査画像データは十分渡されていないこともあるので、その場合、患者側は前の病院にそれらを取りに何度か足を運ぶ事になるのだが、このシステムはそうした無駄を排除してくれるのだ。

また、テレビのiPad関連ニュースでも報じられていた手術での活用をはじめセカンドオピニオンでの有用性、在宅医療・過疎地医療での応用、臨床試験情報や新薬情報の活用例などが紹介されていたが、こうした日本独自の「医療クラウド」システムを世界にも広めていき日本の国際競争力向上にもつなげようという構想を、孫氏は熱く語っていた。

私は、このプレゼンを見ながら、4年近く前に食道がんのあらゆる情報を求めてインターネットを毎日徹夜でネットサーフしていたことやケン三郎先生のようにブログで食道がんの医療情報を公開する無償の尽力を今も続けられている医師がいることを感慨深く思い浮かべていた。

残念ながら、今のITはまだまだ発展途上で、活用しようとすると実は労働集約的で心身ともにエネルギーを消費することが多いのだ。

Web上には有益な情報もあれば誤った情報もあり、果ては癌患者の藁をも掴もうとする心の弱みにつけこんだ悪徳商法情報もあり、私も当時はかなり振り回されたものだ。

ツイッターと相性の良いモバイルスマートフォン iPhone!!
食事療法や免疫治療もそれなりに効果のあるケースもあるのだろうが、素晴らしい治療成績があるのならば、とっくに大論文になっていたり学会で発表されているはずなのだが・・・と、疲れ果てたあげくに気付く始末だった。

医療現場の方々もメール以外のインターネットの利用はPubmed(世界最大の医学文献データベース)などを必要に応じて検索することが多いくらいではないだろうか。

現代の我々は、インターネットの恩恵を受けているとは言っても医療分野ではそのレベルの到達度でしかないのだと思う。

特に、癌と診断された方やその家族にとっては、例えば「標準治療」という言葉への十分な説明と理解さえ得られていないために陥る不幸な事態さえ未だにあるわけで、カルテの標準化以前に患者への医療情報の標準化も強く求められるのだが、孫氏の説く「医療クラウド」構想が実現し、医療格差が解消され、誰一人として「医療難民」となることなく、少しでも後悔の無い医療が行われることを望みたい。

食道がんに関する新聞記事

テーマ : 医療・病気・治療 - ジャンル : 心と身体

EDIT  |  01:09 |  未分類  | TB(0)  | CM(2) | Top↑

Comment

●セキュリティが大変そうですね

雄三さま、お久しぶりです。

へ~、そうなんですか。UST面白く見せて頂きました。医療クラウドが出来る場合、ソフトバンクデーターセンターでのホストを考えているのでしょうね。無償にするって可能でしょうか?

実は先日行った病院で医者がLANでカルテを書き込みながら診断してくれましたが、入力にすごい時間がかかり、医者の患者との大事な時間が無駄に使われているような気がしました。音声認識みたいな入力方法にしなければならないかもしれませんね。

それにしても、セキュリティ、ネットワークの安定性、色々考えさせられますね。
kuwachann | 2010.06.05(土) 01:47 | URL | コメント編集

Kuwachann,

お久しぶりですね。

音楽、絵画、シャンパンと楽しくお過ごしのご様子で何よりです。

ところで、孫さんの無償というのは、iPadの配布についてでホスティング費用や通信費用、コンテンツ制作は含まれていないと思います。
まあ、それでも600億円のコストですから、大したものです。

ツイッターを通じて原口総務相と仲が良いみたいなので、国の予算などで協力があるのかもしれません。
鳩山さん辞任で原口さんもどうなるかわかりませんが・・・プロジェクトが前進することを祈りたいですね。

さて、私は、最近ソーシャルメディアをいろいろと研究していますが、勉強することが多すぎて・・・辛か。でも、何とか、老体に鞭打ってやっています。

ICTは様々なクラウドコンピューティングの活用やソーシャルメディアの応用が今後進んでいくのでしょうが、今の状況はアップルが初めてMacをリリースした時やインターネットが民間に普及し始めた約15年前と同じ、あるいはそれ以上のイメージを私は持っています。

昔、印刷技術で歴史が変わったくらいの社会のパラダイムシフトが、今起きているのが実感できて面白いし、何とか生きている間にこのルネッサンスを見届けたいなとは思っています。

関連して力を入れているのが、下記のようなページで「パーソナルブランディングを自分のオリジナルサイトで実現しよう」運動を始めました。

http://xn--zck5a3byem2f.net/
上はpunycodeですが日本語ドメインのワードプレス.netです。

早く、ウミテングさんじゃありませんが、海辺でゆっくり暮らしたいものです。

それでは、また。
くれぐれも、お身体には気をつけて。
雄三 | 2010.06.05(土) 03:42 | URL | コメント編集

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