癌との闘いと医療について - 食道癌闘病記と患者側からの一私見

注目!! 節電対策-エアコンの工夫 new いざという時のために! arrow 防災グッズピックアップ new 原発 & 放射能情報

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT  |  --:-- |  スポンサー広告  | Top↑

2008.02/20(Wed)

12. 退院後の不定愁訴 

昨年6月上旬、術後補助抗癌剤を1クール終えた彼女は退院後1週間すると突然、呼吸困難と胸痛を訴え、順天堂に緊急入院したことは前回書いた通りだが、その時1週間入院し様々な検査を受けたにもかかわらず、結局、突然の発作の原因がわからなかったことが私には釈然としなかった。
不整脈もみられたので心臓に関わる精密検査も行ったが何もわからず、正常に戻ったのでとりあえず今後の抗癌剤は中止にして静養するようにとだけ言われたのだ。
ただ、1クールのみで補助抗癌剤を終えることには私も大賛成であった。

CRTと手術を受けてダメージのある身体にはやはりタキソテール(ドセタキセル)、シスプラチン、5-FUを使用するDCF療法は厳しいものがあるだろうし、この発作は、その副作用であろうことは素人の私でも推測できた。先生方は否定していたが・・・。

私たちは納得の上で患者としての「自己責任」において治療をお願いしているので、万一のことがあったとしても受け入れる覚悟はあるし医師の責任を問うつもりも毛頭無いのだが、最近の医療訴訟などの問題で現場の先生方は、かなり神経質になっているような気がしてならない。
このことはがんセンターでも感じられたことだが、医師と患者はもう少し腹を割って話ができる関係になれればと思う。

さて、彼女は、順天堂医院での綿密な周術期の医療体制と自らの力で幸いにして術後の合併症も起こさなかったが、退院後は食事の嚥下障害や胸部の苦しさやが続く中、どうしても精神的に鬱になるのか、私に何かと不機嫌にあたるようになった。
担当の主治医に相談しても、
「今ある状況に慣れるしかない」と仰るだけなのだ。

食事の大変さや様々な後遺障害があることは他の方々の闘病記である程度は理解していたが、このいわゆる「術後の不定愁訴」と言うのはかなり個人差があるようで、この問題を何とか少しでも解決できないものかとネットなどでいろいろ調べたみた。
しかし、ケン三郎先生の仰るようにこうした術後の問題について道標となるようなWebサイトがこれといって見当たらず、結局は皆様方の闘病記からヒントを探すことにしたのだ。

辿り着いたのはこのブログからもリンクしている闘)四万十川ユースホステルブログ針灸治療の記事だった。
筆者のさっちゃんは食道癌の手術後この治療を数回受けて痛みが緩和し食欲も出たことを書いていた。

早速、ダメモトとばかり近所の針灸治療院などを探してみるとあるクリニックのサイトが目に付いた。 ここは、たまたま以前私が調べていた低用量の抗癌剤治療(休眠療法)や「樹状細胞療法」などの免疫療法を行っているセレンクリニックの提携医院でもあったのだが、何よりも目を引いたのは針灸治療が外来診療のメニューに入っていたのだ。
肝臓癌を専門とする院長のもと食事療法や在宅医療までてがけているという内容にも好感が持てた。

昨年7月中旬、早速、予約をとり院長の問診を受けた後に針灸を処方してもらったが、彼女にはあまり効果が無かったというか身体に合わなかったのだろう。
「もういい」との一言で鍼灸は1度きりで終わってしまったが、院長の話で少しは気分が晴れたようだった。

「胸に鉄板が入っているような苦しさは、痛みからくるものだから痛みは我慢なんてしなくても良い。」と、鎮痛剤のオプソとボルタレンが処方された。
CT、採血、心電図、エコー検査と一通りの検査の後、レントゲンで胃管の通過テストをした結果、順天堂でも言われたようにバルーン拡張の必要なしと診断された。
闘病記を書かれている皆さんのブログを読むと胃管の拡張処置を定期的にされている方々が多いのだが、彼女の場合レントゲンや内視鏡で少なくとも直径1cmは通り道ができているとの診断で今まで一度も拡張をしたことが無い。(ただ、固形物を食べる勇気は今でも無いのだが・・・。)

このクリニックにはそれ以後オプソとボルタレンの処方を受ける為、定期的に通っており、院長の診察も受けているが多少は肋骨辺りの痛みのコントロールはできるようになった。
また、今後、万一再発という事態になった場合でもここならこちらの希望する治療の相談にもいろいろとのってくれそうである

しかし、満足な食事が一生できなくなったことや体力の低下などからくる鬱的な愁訴は今でも残っており、結局は彼女自身があるがままを受け入れ、耐えて強くなるしかないと思うのだ。
欧米ではこうした精神面での術後のフォローアップが進んでいると聞いたことがあるが、日本にはまだ無いのだろうか。

精神的にもろい患者はどうしたら良いのか、大いに悩むところである。

PS: このブログを読んで頂き、愁訴との取り組みについて体験者の方々から様々なアドバイスを頂いております。
この場を借りて深くお礼申し上げます。

-次回に続く-

注:このブログで述べられる筆者の意見や提案は、あくまで私たちが患者として体験してきた事やネットや書籍で知り得た事をもとにしているに過ぎないものであることをお断りしておきます。
スポンサーサイト

テーマ : ガン治療 - ジャンル : ヘルス・ダイエット

EDIT  |  21:12 |  食道癌  | TB(0)  | CM(6) | Top↑
 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。